2011年10月16日日曜日

「Trilogy」発売記念ミニライブ&握手会@アニメイト横浜 (10/16)

五條さんのベストアルバム、「Trilogy」の発売を記念したミニライブ&握手会に参加してきました。同日にYes!プリキュア5&5GoGo!オンリー即売会の「Happy Coming!4」があったのですが、時間がモロ被りしていたため参加を断念。3までに参加された方のお話では、規模は小さいながらもとてもアットホームな雰囲気のイベントと聞いていました。是非参加したいと思っていただけに残念でなりません。来年の2月くらいに「ハピカム5」があるという発表が非公式ながらあったらしいので、開催されたら是非参加させていただこうと考えています。

この日のイベント会場であるアニメイト横浜には初めて行きましたが、ホテルと同じビルに店舗が入っているんですね。少し驚きました。当然イベントスペースもホテル内にあるため、事前の説明で「あまり大騒ぎしないように」という注意がありました。普通のイベントでは考えられない、控えめに楽しめというオーダーに友人と軽い規則違反を犯すときのワクワク感と連帯感を感じて少し楽しかったのは事実です。が、そもそもイベント用スペースをホテルの中に作るなという気もしないでもないですね。


アニメイト横浜




12時30分に開場したイベントスペースには7席x10列ほどのパイプ椅子が置かれていました。ちゃんと列ごとにずらして配置してあり、後ろの人も見やすいように配慮されていました。事前に抽選した入場番号順に、前から着席していきます。五條さんの登場時点で7列目のなかばくらいまでしか人がいなかったので、参加人数は50人に満たないくらいだったようです。

正直もっと人が集まってもおかしくないイベントだと思うのですが、拍手で迎えられた五條さんが「今日は色々イベントがあるなか、ここに来てくれて嬉しい」と言っていたので、何か大きなイベントに吸収されてしまった結果なのかもしれません。自分が把握しているのはハピカミ4とやえさんのボノロン朗読会くらいだったんですが、他に何かあったのでしょうか。

五條さんは「今日は凄いよー」としか仰らなかったため、結局何のイベントを指しての発言だったの分からずじまいでした。しかし、そう言うからには何か凄いイベントがあったのでしょう。そんななかこのイベントを優先して集まった皆さんは、きっと五條さんファンの精髄みたいな人達なのだろうと思ってなんとなく緊張していました。

事前に釘を刺されていたこともあり、神妙に五條さんの「Trilogy」についてのお話を聞いていたら、あまりの大人しさに五條さんが「なんだか教師になったみたいw」と漏らしていました。このときのお話の内容は、「Trilogy」の名前の由来(収録曲を黒、白、ピンクのイメージで分けた)でした。また、「13曲目から1曲目に戻るとあまりに雰囲気の差が大きくてびっくりすると思うので、そこも楽しんでくださいねー」とのことです。

オーディエンスの大人しさに不安になったのか、直前に「盛り上がってねー?」と念押ししてから1曲目の「GO! GO! サンシャイン」と2曲目の「夢にエール! パティシエール♪」を歌った五條さん。何故か2曲目の途中で「(歌詞)違う!?」と慌てた様子を見せていました。夢パティのコーラスに不安のある人が「ん?」という顔をしたのを見て、歌詞を間違えたと思ったようです。

実際、歌い終わった五條さんは会場が明るくて後ろのお客さんの顔まで良く見えるので「普段と違う気がする」「明るいから恥ずかしい」と仰っていました。そして「(コーラス歌ってる)口の動きで、今の違うなとか思っちゃう」とのお言葉。すみません、まだコーラス完璧に覚えてないんです…。

そして話題は再び「Trilogy」に戻ります。なんでも、ベストアルバムとはいえ、皆さん全曲持ってるんじゃないかと思って新曲を1曲入れることにしたのだそうです。曰く「その方が買い甲斐があるかなーと思って」とのこと。有難い配慮ですね。ちなみに作曲者はProject.Rでも一緒で、収録曲の「青空の向こう」の作詞も手掛けてくれた大石憲一郎さんとのこと。そういったつながりから「作って☆」ってお願いしたら「いいよー」と快諾してもらえたそうです。軽っw

曲の完成はアルバムのジャケット撮りの後だったとのこと。ジャケ撮りは早朝(5時集合の7時撮影開始)だったので、後付けだけど"朝色のむこう"的なジャケットになって「やっぱり最後は上手くいくもんなんだなーと感心した」のだそうです。

この流れからの3曲目はやはり「朝色のむこう」。観客の前で歌うのは初めてとのことでいつになく緊張したそうです。最初の2曲もを歌っているときも、後に新曲を控えているため緊張していたようです。それでも、外から見る限り緊張しているとは思えない見事な歌いっぷりでした。

ちなみに詩を書いたのは曲ができた後だったようで、聞いた瞬間恋愛の歌詞にはしたくないと思ったのだと教えてくれました。今年は震災などがあったため、前を向いて行こうという気持ちを持っていたいという思いと、OLから歌の世界に飛び込んで13年やってきて、これからもがんばって行こうという気持ちで歌詞を書いたと仰っていました。

この日のセットリスト

01.GO! GO! サンシャイン
02.夢にエール! パティシエール♪
03.朝色のむこう
04.JUSTICE of LIGHT
05.DANZEN! ふたりはプリキュア Ver.MaxHeart



最初の2曲がピンク、朝色のむこうが白、Sweet RomanceやJoLが黒なのだそうです。DANZENはキラキラした曲だって言ってたからピンクかな?それはそれとして、4曲目に入る前に五條さんに「黒と言えばなんですか?」と聞かれて思わず「キュアブラック!」と言いそうになってしまった。正解は「JUSTICE of LIGHT」でした。あっぶねー。なんで黒といえばJoLなんだ?と思ったけど、聖剣のブラックスミスの主題歌だからだということに今気づきました。我ながら気付くのが遅いですね。

JUSTICE of LIGHT」のリリースは「夢パティ」と同時期の2年前。全然趣の違う2タイトルを歌うことができて幸せだったという五條さんですが、レコーディングが子宮筋腫摘出手術の直前だったこともあって、その頃の"負けるか!"という気持ちを歌うたびに思い出すそうです。確かに歌詞を見ると、確かに負けずに諦めないで頑張るという内容ですね。うわー、やべぇ。そう思って歌詞を読んだら泣けてきた…。これはプリキュアにも通じるマインドですね。

ちなみにJoLと夢パティは同時期に流れていたらしいですが、同じ人が歌っていることに気付かない人が結構いたそうです。プリキュアのDANZEN!(MH)を歌っているときにも同じようなことがあって、ゼノサーガの「in this serenity」は名義が英語(MAYUMI GOJYO)だったこともあって、同じ人が歌っていることに気づかれないまま放送が終わってしまったっぽいと仰っていました。オーディションを経て歌い手の座を射止め、"これでまた違う面を見てもらえる!"と喜んだのに…。と笑っていました。

五條さん曰くJoLは「熱い曲」なので我慢できななったのか、歌っている最中に「"ハイ!"やっていいんじゃない?」とのお言葉。今まで手拍子だけだったオーディエンスは喜んで(それでも座ったまま若干抑え目に)手を突き上げていました。歌い終わって心配になったのか、「大丈夫でした?」と椅子の後方に立っていたスタッフに確認していましたが、立場的にOKとは言えないですよね。この後の最後のDANZEN!では盛り上がりましたが、まぁ黙認というのが一番近かったのではないかと思います。

五條さんのデビューはおジャ魔女どれみの「魔法でチョイ×2」だったわけですが、その頃は別の人が五條真由美名義で歌っているのではないかと思われていたそうです。なんでも、歌は出してるのに全く表に出てこなかったことが原因だったそうですが、五條さん本人としては呼ばれなかったから出て行かなかっただけだ、とのことです。ちなみにプリキュアも無印の頃は全然お呼びがかからなくて、2年目からライブやイベントのオファーが来るようになったという話は意外でした。

確かに鷲尾さんの話では1年目(無印)はいつ終わってもいいように話を作っていたそうなので、東映さんとしてもそこまで本腰入れてプロモーションをしていなかったのでしょう。第9回ラジオ関西賞(主題歌賞)の授賞式も本放送終盤の11月だったみたいですし。

そこから13年かけて今に至り、今回のベストアルバムの話が来た時はあまり実感がわかなかったそうです。普通に受けた後、家に帰ってから「あれ、あの話ってけっこう凄いことなんじゃない?」とじわじわ思うようになったとか。本人は感動が遅いタイプで、やえさんみたいにすぐ感動するわけじゃないと言っていました。蘇我にいるやえさんも、まさか遠く横浜で引き合いに出されているとは予想もしていなかったでしょうな。それにしてもやえさんの名前が出るだけで会場がどっと湧くのは人柄だよなぁとしみじみ思いました。

で、最後の曲の「DANZEN! ふたりはプリキュア Ver.MaxHeart」をみんなで歌い、全5曲のミニライブが終了しました。この後は少しのインターバルを置いて握手会の予定だったのですが、あまり人が集まらなかったから五條さんのご厚意で急遽色紙にサインをいただけることになりました。考えてみれば俺サイン色紙貰ったのってこれが生まれて初めてだよ!嬉しいですねぇ。

五條さんのサイン




サインをいただく際、短いながらも会話する時間があったので「Trilogy」の由来について考えたことを伝えてみたら、『Iridescent+』、『プリキュアベスト』に続く3枚目だっていう意味でもあったねって、後付けで思ったと言っていました。ミニライブ中のトークで、なかなかCD化されてない曲も入れたかったと仰っていたので、次はオリジナルベストのリリースを期待していますと伝えたところ、話は出てる(動いてるわけじゃないですよ)って言うじゃないですか!マジすか!期待マックスですわー。最後に握手をしてもらって会場を後にしました。

色紙へのサインは急きょ決まったことなのに、出口でアニメイトのスタッフの方が色紙がちょうど入るサイズの袋を配っていて、流石イベント慣れしてるなーと思いました。大変有難かったです。ありがとうございました。

ちなみに、「Trilogy」発売記念のインタビューがアニカンてところで掲載されています。興味のある方はご一読ください。
・インタビュー1:http://www.anican.jp/blog/special/special.aspx?number=20110058
・インタビュー2:http://www.anican.jp/blog/special/special.aspx?number=20110059
・インタビュー3:http://www.anican.jp/blog/special/special.aspx?number=20110060
・インタビュー4:http://www.anican.jp/blog/special/special.aspx?number=20110061

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